シロイカ便の乗合で人数が多い、潮が速いなどの状況で起こってしまうのが周りの人と仕掛けが絡んでしまう「おまつり」。
事前準備や知識で回避できることも多いので記事にしたいと思います。
中・上級者さんも改めてご一読ください。
- 鉛スッテ、錘の重さ
40号までは必ず持参してください。
軽いのはなくてもなんとかなりますが、重いのを持ってないと同船者さんに迷惑がかかってしまうことも。自然が相手の遊びなのでいつ潮が速くなるかわかりません。必ず40号まで持参お願いします。
ロッドの適合が30号までなので持ってきませんでしたという方がたまにおられますが、快適に釣り出来るのが30号までという意味で、40号でも使用できます。
40号の鉛スッテは取り扱っていない店舗もあるかと思いますので、潮が速ければ潔くオモリグに変更するのを推奨します。
あと意外と盲点なのが沈下速度がスローになるようにつくられている鉛スッテ(例:シマノ ノリノリスッテ)です。
周りと同じ号数を使用していても流されてしまいます。
- ライン号数
PE0.6号を使用し、フロロカーボンリーダー3号を2~3m結束してください。
まずPE0.6号、これは絶対です。
稀に太いラインを使用していておまつり連発させてしまう方がおられますが、周りと同じ号数の錘をつけてもラインの角度が合いません。
あと意外と大事なのがリーダー。
リーダー結束せずに仕掛けのサルカンにPE直結される方がおられますが、おまつりするとPEからグチャグチャに絡まってしまい復帰困難になる可能性が高まります。
フロロカーボンリーダーをつけておくことでおまつりの被害が少なく済みます。
オモリグでキャストする方はガイド絡みするので1m程度でもOKです。
- 潮受けをへらす
ドロッパー(浮スッテ、エギ)を減らす
30号以上を使用するような状況では間違いなく潮が速いので、ドロッパー1つまでにしておいた方がいいです。ドロッパーが増えるほどおまつりする可能性も上がります。ドロッパーが多いほど釣れる確率も上がるという考えはNGです。仕掛けはシンプルが〇
エサ巻きスッテを使用しない
体積が増えると潮受けも大きくなります。
サビキをつけない
メタル仕掛けの上にプラスサビキをつけるやつ、潮が速いときにサバがかかって周りの人を巻き込んでおまつりすると大変迷惑になってしまいます。二兎追うものは一兎をも得ず。
- おまつりしたら一緒に巻き上げる
これとても大切です。片方だけが巻き上げるともう一方の仕掛けは弛んでしまいグルグル回転しながら上がってくるのでラインがグシャグシャに絡まってしまいます。声掛けしながら両者がテンションを感じる程度で巻き上げてください。
- 予備の仕掛けを多めに準備
おまつりしてしまった場合、仕掛けを切ってしまったほうが復帰が早いことも多いです。予備の仕掛けを多めに準備して躊躇なく切れるようにしておいてください。
- お互い様の精神
乗合船では初心者の方もおられます。
おまつりしたら「すみませんでした」と一声かけ、お互い様の精神でお願いします。
同船者は釣り好きな"仲間"です。
私もこの記事を書きながら、今までアナウンスが足りていなかったこともあったなと感じました。協力しておまつりを減らし、シロイカ釣り楽しんでいきましょう!